『音を楽しむと書いて音楽』
一度は聞いたことのある文句ではないでしょうか。
簡単に、私が音楽に関わってきた経歴とその思いを紹介します。

私は3歳のときにピアノを始めました。初めての発表会でいとこのお姉さんと共演して、とても楽しく幼いながらに達成感があったことを覚えています。私の一番古い『音楽』の記憶です。

フルートを始めたのは、中学校の吹奏楽部に入ったことがきっかけでした。色とりどりの楽器の音色や、クラシックとは違うリズム感を持った音楽に触れていくことで、好奇心が満たされました。
楽器を吹くことがとにかく楽しくて、中学も高校もほとんど毎日学校に行って練習していました。

音楽大学に行くと、当たり前のことですが同級生も上級生もみんな音楽に詳しくて、私にとっては知らないことだらけで戸惑いました。
受けたことのない専門的な授業や、友達がもつ関心の高さなど、たくさんの刺激を受けながら、自分が音楽に関わる姿勢を固めることができました。

これまで演奏や指導、裏方など色々な角度から音楽と関わってきて、やはり『音を楽しむ』というのが音楽に親しむ上で一番大切ではないかと思うようになりました。
自分の思うとおりに表現したり、緊張を乗り越えたり、難しい運指に時間をかけて克服したり、すべてが『音を楽しむ』ことに繋がっています。
難しいことに思えるかもしれませんが、そんなことはありません。
音楽において、そのハードルは自分で決められるからです。周りと比べて“高い”ハードルを設定する必要はありません。

ぜひ自分だけの『楽しい音』を見つけてみませんか？